エオルゼア社会科見学旅行

2022年7月初めてエオルゼアの地に降り立ちました

ギルドリーヴ開放

タロットカードっぽいと感じるの何故だろう

 モモディが紹介してくれたギルドリーヴについて聞くため、クイックサンドでユースタスのいるカウンターに行った。ウルダハに来たばかりの頃「モモディ女史から紹介がありましたら」と言われていたので、ようやくだ。

 

リーヴ:Lv10.挑戦、ギルドリーヴ

「あなたのご活躍、モモディさんから伺っていますよ」

 ユースタスの方から、「冒険者ギルドで取り扱っているギルドリーヴを引き受けてみませんか?」と言ってくれる。

 ギルドリーヴとは、冒険者ギルドに寄せられた周辺市民からの依頼を、冒険者に斡旋・分配する仕組みである。内容は、魔物退治のような傭兵稼業から物品製作といった製作稼業など、さまざま。

冒険者にとっても、腕を磨くよい機会となるでしょう。よろしければホライズンのトトノワに声をかけ、実際にリーヴを引き受けてみてください」

 

  西ザナラーンはスコーピオン交易所より北に足を伸ばしたことがない。北上していくと西へ続く道、東へ続く道がある。一旦、右へ行ってみる。岩場に挟まれた寂しい道だ。

 小さな門があり、銅刃団のノノンゾが一人で守っていた。

「ここより先は中央ザナラーン。アラグ陽道はまだまだ続くぞ。気をつけてな」

 アラグ陽道ってなんだろう。

 西へ歩を変え、物流の要所・ホライズンに到着した。

「目の前にある門はサンライズ門と呼ばれている。日の出の方角にあるからな、わかりやすいだろう?」

 各エリアの出入り口に配置されている銅刃団の衛兵たちは、たいてい皆親切だ。抜け目なく何かを要求してきそうな気配はないし、真面目に門衛を務めている。

 ここのゲートは石と煉瓦で建てられているように見える。ホライズンの中に入ると、地面はすべて舗装されていた。かなり堅牢な印象だ。円錐の屋根を持った建物がエーテライトを取り巻くようにして並んでいる。

 サンライズ門の近くに立つ、銅刃団のチェチェザンは「次から次へと商人がやってきて忙しいったらありゃしねェもっと楽して稼げる仕事はねェのかなァ?」とぼやいていた。

 衛兵の仕事以外に商人から用事を言いつけられることが多いのだろうか。商会と繋がる銅刃団だから、いろいろと用向きは多そうだ。

 建物入り口で赤いオーニングの下に立っている銅刃団のギセルベルダスも「なんだ、お前も道に迷ったのか?」と気を配ってくれる。聞きたいことがあるなら答えてやるとのことだったので、いくつか教えてもらった。

 彼らは銅刃団ローズ連隊に所属して、主にホライズンの警備を担っている。

「銅刃団ってのは、商人たちが金で集めて作った自警団だ。おっと、私兵だからってバカにしないでくれよ。商人たちが安心して取引ができるように警護する。そうすりゃ金がウハウハ儲かって、俺もお前も、み~んな幸せってわけよ」

 商人に尽くすことで、結果的に自分も潤うと納得できている人は不満も少ないのだろうな。

 ホライズンは物流の中継地点である。海路で運ばれた荷は、西のベスパーベイで陸揚げされ、この集落を中継してウルダハ方面に運ばれる。

「ベスパーベイがある低地から、高台であるここまで、重い荷を引っ張り上げる巻き上げ機も備えているしな。物流の要ってわけさ」

 そういうわけでホライズンはいつも商人で賑わい、活気に満ちているという。

「もっとも、中にはいかがわしい連中も紛れこんでいるだろうが。そういうやつをとっちめるために、俺たち銅刃団が警備に詰めてるのさ」

 今はいたって平穏だった。

 背に荷物を乗せたチョコボがそこここにいる。先日利用したチョコボポーターのように訓練されたチョコボたちが、人の代わりに荷物を乗せて担当地域へ配達しているのかもしれない。

 そのそばにいるロングベストを着たミミナは「ここはベスパーベイからの大量の物資が届くからね、あちこち散らばる物資の確認で大変よ。変なものが入ってないか、ちゃんとチェックしなきゃ!」と言う。

 この施設で物資の確認をしているのかな?

 中に入ると、早速受付で「関税高ェよ!」「これじゃ鼻血もでねェよ」と訴えている人たちがいた。検品の受付、申告、関税に関する施設だ。

 やはり屋内に入ると、視点が落ち着かず酔いそうになる。

 すぐに外に出て見物を再開した。低地と高台を繋ぐ施設という話だったが、ホライズンという集落内にも少しずつ高低差をならすような段差が設けられている。ちょっとしたスロープや低い階段も一種のデザインだ。

 景気の良さそうな場所に見えたが、「銅山は閉鎖かねェ」という会話も聞こえる。

 巻き上げ機の近くには、商人ではなさそうな出で立ちの三人がいた。

「考古学はロマンなのよ!」

「また始まった

「遺跡の調査に戻りたい

 ここにいるのは商人ばかりではないらしい。だが、いかがわしいかどうかの判断に困りそうだ。

 

 集落を一周した。チョコボがお行儀よく整列している横で、ダダネンが「ううむ、マズイぞこのままでは破産だ! なんとか月末までに帳尻を合わせなくては」と焦っている。

 みんながみんなウハウハ儲かっているわけがないよな

 私は本来の目的を思い出し、施設の近くに立つトトノワに声をかけた。

 冒険者ギルドの制服デザインがなんとなく好きだ。ショールカラーのベストがかわいいし、ハンチング帽を横に被ったような帽子も特徴的でいい。

ギルドリーヴスタッフのお洋服

 彼はギルドリーヴの案内役だ。

「ユースタスさんから紹介のあった冒険者ですね? それではさっそく、リーヴの依頼を……と、言いたいところですが、まずはあなたに、ホライズン周辺の依頼を任せられる実力があるか、確認させてください」

 トトノワが取り扱っているギルドリーヴの中の、追撃任務:ペイスト狩りという依頼に挑戦してみてほしいとのことだった。

 

Lv10. 追撃任務:ペイスト狩り

 依頼概要には次のように書いてある。

巨体を誇るペイストによって、隊商や旅人が襲われる事件が多発している。その残忍さもさることながら、非常に狡猾な奴で、不利を悟るとすぐに逃げてしまう。地の果てまでも追いかけて、確実に始末してほしい。(目標の敵を倒すと任務達成です。ただし、敵が逃亡する場合があり、逃げ切られると新たに出現する敵の増援と合流されてしまいます。すばやく敵を倒しましょう)

 ペイストのなかでも特に残忍な個体がいるのだろうか。

 この概要表示の右上に、銀枠のきれいなカードが添えられている。ステンドグラスのようなデザインの絵だ。黄色い羽が目立つので、チョコボに見える。

 この絵柄は、百科事典二巻『十二神の守護聖人』のページにリーヴプレートの逸話の一つとして紹介されていた。不屈というタイトルで、聖ノルベロの追撃行のエピソードがある。

 傭兵ノルベロが追剥に襲われた巡礼団の少年を救うに至る話だ。彼女の不屈が称えられ、後にアーゼマの聖人に列せられたそうだ。リーヴプレートにはチョコボの背に乗り、弓を背負ったノルベロの姿が描かれている。

 この任務依頼に応じると、トトノワは「ペイストは危機に陥ると、仲間のところに逃げてしまいます。合流する前に倒してしまったほうが、楽ですよ」とアドバイスしてくれた。

 巻き上げ機は、使用していないとき通路として使用できるようだ。レールのある長い坂を降りていくと、霧がかった景色が広がった。

 出口にいる銅刃団の衛兵は「もし、積荷を満載した荷車を運び上げたいのなら、

係の者に伝えて、巻き上げ機を使うといいわ」と言う。今は係の者がいないようだ。

 低地だからなのか湿っぽい。浅く広い池のなかにぽつぽつと地表が露わになっていて、その地面を橋が繋いでいた。巨大な像が水面から頭を突き出しているなど、遺跡が浸水したような光景が見られる。石造や石柱には苔が生えて緑がかっていた。

 橋から飛び移れる小島に黒いローブを着た人たちがいて、半分水に浸かりながら苔むした石像を調査する人もいる。「べラフディア時代の遺跡か」「なるべく丁寧に扱いたまえ」と言うのが聞こえる。

 オロボンがゆったりと泳いでいる。

 遺跡の調査員を護衛するためか銅刃団員も三名いた。

「現在、呪術士ギルドのお偉方が遺跡の調査を行なっている。あんまりドタバタ走り回って、仕事の邪魔をするんじゃないぞ!」

 ヌヌゾフにそう注意される。トトルナも「警備の邪魔だ、関係のない奴は散った散った!」と言う。完全に邪魔者だ。でも任務はこのあたりで開始するものらしい。

 開始ボタンを押すと、「ホームポイントが西ザナラーンではありません」と忠告を受けた。何度か死している私なので、念のためホライズンにエーテライトの設定を変更しに戻る。もしもの時、ホームポイントに設定していたウルダハに送還されると、ギルドリーヴの受注も破棄されてしまうと聞けばやらずに居られなかった。

 任務の難易度も選ぶことができ、高く設定すればその分報酬が増える。私は+1を選択し、ソフトスキン・ペイストを無事倒した。倒してしまえば、すぐにトトノワのところへ戻ることができる。

「無事、依頼を達成できたようですね」

 なんだかあっという間で、戦闘中のことを覚えていない。早期達成ボーナスももらうことができた。血と汗の対価:ランク1というアチーブメントを獲得した。

「あなたの実力をしっかり見せていただきました。あなたなら、この付近の仕事を任せることができそうです。ホライズン周辺の治安維持のため、これからどしどし働いてくださいね。期待しています!」

 初心者向けギルドリーヴが開放された。

 

リーヴ:Lv10.発令ギルドオーダー(ウルダハ)

 激励に続いて、トトノワはギルドリーヴをこなせるならギルドオーダーもこなせそうだと判断したようだ。

「興味があるなら、そちらにいる特務隊長ロスト・ラビットに話してみてください。あなたの冒険者としての実力は私が保証します」

 そんなふうに言ってもらえるとちょっと気分が良い。

 トトノワと少し距離を置いて立っているロスト・ラビットは、赤い縁つきの帽子を被っていた。

「トトノワから聞いているよ。ギルドオーダーの任務を任せられる実力者だってね」

 すごく大袈裟に聞こえて慌てる。

 ギルドオーダーは、ギルドリーヴとは違いひとりでは達成できないのが、大きな特徴だと言う。この辺りで扱っている任務の中でも、仲間と協力しなければ達成が困難なほど特に難しい内容のものが多い。

「そのかわり、達成できた時の報酬は期待していい。特に、初めて任務をこなしたときには、報酬にボーナスをつけてあげよう」

 このオーダーを受けるために、コンテンツファインダーとギルドオーダーが開放された。

 根は引っ込み思案なので、誰かと関わるコンテンツに参加するとなると及び腰になってしまう。特に報酬が絡むと不安だ。ギルドオーダーは、もう少し不安なく動けるようになってからにしようと思います。

 

 GLA Lv13になったので、一旦ウルダハで学べる他のクラスを体験して回ることにする。